
2017年7月10日(月)放送のNHK総合のドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に、移植外科医・笠原群生(かさはらむれお)さんが出演されます。
笠原群生さんは、移植外科医という職業ですが、移植の中でも、ある分野において、世界的に有名な移植外科医なんです。
そこで、この記事では、笠原群生さんについて、
笠原群生のプロフィール
手術数が世界一?
神の手の由来は?
の記事をご紹介します。
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笠原群生のプロフィール
出典:http://www.nhk.or.jp/professional/
笠原群生(かさはらむれお)さんは、1966年2月10日生まれの現在51歳で、群馬県出身、群馬大学出身の小児臓器移植専門の外科医で、国立生育医療研究センター臓器移植センター長を務めています。
笠原群生さんの父親は、循環器専門の医師であったため、自然と医師である父親に憧れるようになり、1992年に、父親の母校・群馬大学医学部に進学しています。
大学へ入学して以来、特に希望する専門分野を持っていなかった笠原群生さんですが、大学4年生の時に、島根医科大学(現在の島根大学)における、生体肝移植の成功というニュースを見たことがきっかけとなって、臓器移植について、関心を持ち始めたと言います。
群馬大学卒業後、群馬大学の外科レジデント(研修医)を4年間務めた笠原群生さんでしたが、臓器移植の専門医になるために、1996年から京都大学の移植外科レジデント(研修医)として働き始めます。
その後、1999年には、京都大学移植外科助手となり、本格的に臓器移植医として経験を積んだ後、2002年に、英国 Kings College Hospital, Liver transplant unit, Clinical fellowとして、肝臓移植について、学び、帰国後の2003年、京都大学移植外科医長に就任しています。
2005年には、国立成育医療研究センター移植外科医長を経て、2011年6月から国立成育医療研究センター臓器移植センター長に就任し、現在に至っています。
手術数が世界一!
出典:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20131212-OYTEW52134/
なんと、笠原群生さんが、臓器移植センター長を務める、国立成育医療研究センターの小児生体肝移植の年間手術数は、現在、世界一だと言います。
その手術数世界一の同センターにおいて、最も手術を行っている医師が、臓器移植センター長の笠原群生さんです。
そもそも、同センターにおいて、小児生体肝移植が初めて行われたのは、2005年のことだそうです。
2010年には、同センターは、脳死肝移植施設になっています。
その後、数多くの小児生体肝移植の手術などの症例を重ねてきた同センターは現在、世界的に有名な施設として、知られるようになっています。
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神の手の由来は?
出典:https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic_2014_20.html
小児生体肝移植は、親などからもらった肝臓を、病気の子供に移植することによって、子供の命を救う医療行為です。
そのため、移植外科医の責任は重大であり、失敗することは許されません。
したがって、移植外科医である笠原群生さんのプレッシャーは相当なものです。
そんな移植外科医・笠原群生さんの手が「神の手」と言われる所以は、笠原群生さんの「病気の子供たちを、なんとかして助けたい」という思いが強いことから、小児生体肝移植に真剣に向き合っているからではないかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、笠原群生さんの
笠原群生のプロフィール
手術数が世界一?
神の手の由来は?
についての記事をご紹介しました。
一昔前までは、日本において、臓器移植手術はタブー視されていましたが、法律等が整備されたことにより、実施することができるようになりました。
臓器移植手術が、日本国内で実施することができるようになったことにより、小児生体肝移植も可能となりましたが、この小児生体肝移植の普及に、大きく貢献したのが、この記事でご紹介した、移植外科医・笠原群生さんだったのです。
笠原群生さんの今後益々のご活躍を期待しています。
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