
「土用の丑の日」っていう言葉、
聞いたことありますか?
深い意味は知らなくても
「うなぎを食べる日」と覚えている人も多いのでは。
真夏のギラギラした太陽を浴びて歩いていて、
ふと匂ってくるうなぎを焼くあの香り。
とたんに食欲が出てきそうですね。
でも、そもそも「土用の丑の日」とは何?
どうしてうなぎを食べるのかしら?
うなぎ以外にも食べた方がいいものって?
今回はそんな疑問にお答えしてみますね。
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うなぎを食べる起源は?
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まず簡単に「土用」の説明をしてみます。
私たちがいま使っている太陽暦は
1年を12か月に分けるものですね。
これは太陽を基にして作られた暦ですが、
それ以外に太陰暦と言って、
さらに細かく季節を区切った暦があります。
つまり24節気と呼ばれている、いわゆる旧暦ですね。
土用とはこの24節気の中の呼び名です。
立秋の前の18日間を夏土用と呼び
その18の中の12にあたる日が丑です。
まあ細かいことはともかくとして、
1年で最も暑い時期であることは間違いありません。
諸説あるのですが、
その丑の日にうなぎを食べるようになったのは
江戸時代文政の頃の平賀源内さんのお蔭だということ。
うなぎというのは、じつは冬場に頂くものなんですよ。
夏場のうなぎは冬に比べると栄養分が少ないのです。
それで困ったうなぎ屋さんが平賀先生に相談したところ
それじゃっというので先生、
「本日は丑の日なり」とかなんとか張り紙に書いて
お店の入口に貼りだしたんですね。
丑の日とうなぎがどう関係するのか分からないまま
江戸っ子たちが集まってきて大繁盛
それ以来、江戸中のうなぎ屋さんもまねをしたとか。
それが今日にも伝わっているというのが定説です。
好奇心を刺激した素晴らしいアイデアですね!
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「う」のつく食べ物なら何でもOK!?
参照元:https://scontent.cdninstagram.com/
とはいえ、そこには何か
民衆を刺激する下地があったのではないでしょうか?
うなぎに限らず、
「う」のつく食べ物が夏場に好まれたのでは?
うだるような真夏の日には食欲も減退気味
冷たくて、消化のいいものが食べたくなりますね。
おにぎりに入れてご飯を長持ちさせる
あの梅干しも、やはり「う」のつく代表的なもの
また、スルスルと消化に良く食べやすいものに
うどんがあります。これも「う」ですね。
さらにさらに、ウリ科の野菜は夏場にいいのです。
キューリ、スイカ、カボチャ、冬瓜など
すべてウリ科ですが、これらの野菜は体を冷やします。
自然というのは偉大だな、と思うのは
こういう野菜に接した時です。
自然に生かされている私たちは
そうした思いやりのある食べ物を戴くことによって
環境と調和しながら共存しているんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今年の夏は「う」のつく食べ物で
元気に乗り切っていきましょうね。
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