
いろいろな種類のビールが販売されていますが、
最近では「プリン体0!」「糖質0!」など
体を気遣った表示のビールが増えてきていますね!
アルコール類に限らず
健康志向の飲料がたくさんでてきて驚いています。
今回はプリン体についてや、ビールと痛風の関係について
調べてみました!
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プリン体0はゼロじゃない!?
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まず、プリン体とは何か・・・というと、
穀物・肉・魚・野菜など食物全般に含まれる成分で、
主に旨みの成分にあたります。
人の体内でも生成・分解されています。
遺伝子を作っている物質で、 このDNAの中にはアデニン・グアニン・シトシン・チミンという4種類の塩基が含まれているのですが、
この4種類の塩基のうち、アデニンとグアニンがプリン体です。
どんな生物のどんな細胞でもアデニンとグアニンというプリン体の割合は50%です。
プリン体を多く含む食品
○特に多い食品(アンキモ・イサキの白子・牛焼肉レバー)
○多い食品(牛肉ヒレステーキ・豚ロースステーキ・カツオの切り身・車エビ・アジの干物・ サンマの切り身・マグロの切り身・タラバガニ・ヒラメの切り身・マダコ)
プリン体は肉などの方が多いので
プリン体0のビールを飲んでいても、おつまみの方がプリン体は多いのです。
よく「プリン体0・糖質0の発泡酒は、おいしくない」という声をききますが、
それは、うま味成分の一つであるプリン体を0にしてしまっているからなのです。
各メーカーでは、調味料や酸味料、甘味料などの添加物を加えて、
味を調整していますが、味を近づけるのはなかなか難しいようです。
また、甘味を出すための合成甘味料のアセスルファムK(カリウム)は
健康に害を与える危険性がかねてから指摘されています。
免疫力が低下したり、肝臓がダメージを受けたりする可能性があるそうです。
プリン体は、普段わたしたちが食べている多くの食品に含まれており、
それを摂らないようにすることは、まず不可能です。
ですので、プリン体を含まないビールを飲んでもさほどかわりはないのです。
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痛風には関係あるの??
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患者の約98%が男性だと言われる痛風。
女性はわずか1.5%というのですから明らかに男性特有の病気ともいえます。
その理由は、女性よりも男性のほうが血液中の尿酸濃度が高いからです。
女性は尿酸濃度が低いということですが、なぜ、女性は尿酸濃度が低いのかというと、
腎臓からの尿酸の排泄を促進する働きが女性ホルモンにあるからです。
よく、ビールを飲むと痛風になるといわれていますが
実際のところどうなんでしょうか?
プリン体というのは体内で尿酸にまで分解されるため、
体内の尿酸が多すぎると、痛風になりやすいのだそうです。
痛風は、体内で尿酸が蓄積され、
血液中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化し、
それが関節やその周囲に沈着して、関節炎を引き起こす病気です。
とてつもなく痛いようですね!!(涙)
痛風にならないために、どのくらいの摂取量に抑えるのが望ましいかというと
1日400mgまでがいいそうです。
アルコール全般、尿酸値が高くなる作用があるので
よくお酒を飲まれる方は気を付けたほうがいいかもしれません。
とはいえ、毎日お酒を浴びるように飲んでいる状況でなければ大丈夫です!
プリン体自体は遺伝子を作っている細胞なので、
よくないわけではないのです。
問題なのは、アルコールを飲みながらプリン体を多く含む食品を食べることで、
結局、プリン体を多く含む食品を食べ過ぎないようにすれば、
通常のビールや発泡酒を飲んでも、痛風になることはないのです。
尿酸値は運動すれば下がりますし、無理な運動をすると逆に尿酸値は上がりますが
適度な運動をしていれば大丈夫です。
ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動がおすすめです。
痛風が気になっている方に尿酸値を下げる食べ物をご紹介します。
尿酸値を下げる食べ物で良い食べ物とされているのは、
尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的に食べればいいと言われています。
尿酸は尿のバランスが中性~アルカリ性に傾けば溶けやすくなると言われていて、
排泄も通常より促されるため、尿酸を体外に排出しやすくする効果がある為、尿酸値を下がる働きをします。
また尿酸は尿から排出されるので、尿の量が多い程、たくさんの尿酸が排出されます。
尿酸値の高い方によく言われるのがお茶や水分を多めに摂取し、尿の量を増やして尿酸を体外に排泄するよう心がけると良いです。
尿をアルカリ性に傾ける効果のある食物
○海藻類(わかめ・ひじき・昆布)
○野菜類(ほうれん草・ごぼう・ニンジン・キャベツ・アスパラ・かぶ・なす)
○イモ類(里芋・さつまいも・じゃがいも)
○果物類(メロン・バナナ・グレープフルーツ)
○その他(干ししいたけ・大豆)
毎日の食生活でこれらの食材をどこかに取り入れ、
積極的に食べるといいそうですよ。
痛風セルフチェック!
下記の中で6個以上当てはまる項目があると、
痛風になりやすいため、生活習慣を改善しましょう。
1.30歳以上の男性である
2.肥満体質である
3.野菜はあまり食べない
4.肉類や脂っこい料理が好きでよく食べる
5.イクラやタラコなど魚介類をよく食べる
6.レバーなど動物の内臓をよく食べる
7.プリン体が多い食品をよく食べる
8.お酒をよく飲む
9.週に4回以上外食をする
10.水分はあまり取らない
11.暴飲暴食をすることが多い
12.激しい運動をすることが多い
13.ストレスを感じることが多い
14.過労や睡眠不足が続いている
15.家族に痛風を患った人がいる
16.血圧は高め
この他にも、足や手のつけ根や関節に痛みやピリピリした感覚があれば、
痛風の可能性がありますので医師の診断を仰ぐようにしましょう。
まとめ
プリン体は食べ物にも多く含まれていることがわかりました。
確かにアルコールは痛風に良くありません。
ですが、ビール自体ではなくビールの飲みすぎが痛風の大敵ですのでほどほどに楽しむ程度にするのがいいですね!
また、プリン体0のものにしたからといって
おつまみをたくさん食べていたら意味がありませんので要注意です。
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