
栄養ドリンクでタウリンという文字をみかけたことがあるような・・・!
体に良いものなんだろうな、というイメージですが
具体的にタウリンとはどのようなものなのでしょうか?
今回はタウリンの成分についてや、効果について調べてみました。
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タウリンってそもそも何なの??
タウリンとは、健康に良い成分のひとつです。
主に牡蠣等の貝類や、タコ・イカ・魚の血合い等の魚介類を中心にたくさん含まれています。
野菜などの植物にはほとんど含まれていないと考えられているそうです。
タウリンは、私たちの体内でも様々な部分に含まれている成分でもあります。
例えば、心臓や肝臓、腎臓といった重要な臓器はもちろん、脳や筋肉、眼の網膜などにも含まれているのです。
タウリンって、とても重要な成分なんですね!
哺乳動物が健康に成長するためには欠かすことが出来ない成分だと考えられていて、
タウリンが不足することで目の網膜機能障害が引き起こる可能性があるという事が研究によって報告されています。
タウリンが多く含まれている食品を紹介!
タコ 約900~1670mg
サザエ 約1500mg
ホタテガイ 約670~1000mg
カキ 約70~1180mg
カツオ 約160~830mg
イカ 約700mg
ぶり 約180~670mg
あさり 約210~420mg
干しいか(するめいか)約360mg
真アジ 約230mg
季節によって旬のものを楽しみながらタウリンを摂取するのもいいですね!
1日の食べ物から摂取できる量はだいたい50mg、多い人でも250mgしかありません。
しかし、タウリンのもつ作用を最大限にされたいのであれば、タウリンは1日3,000mg~6,000mg摂取することが良いといわれています。
タウリンの含まれる食品は、プリン体を多く含む食材が多かったりと、他にも問題点が多いこともあるので、食事のみの摂取では1日3,000mg~6,000mgは難しいと思われます。
タウリンの薬効を期待するのであれば、サプリメントなどを併用するほうがよいとのことです。
タウリンの場合は過剰摂取しても体外に排出されてしまうので副作用は起こらないというのが一般的な見方ですが、栄養ドリンクを飲み過ぎるのは糖分の過剰摂取に繋がってしまうので控えた方が良いでしょう。
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タウリンは肝臓の回復に欠かせない成分!?
タウリンの補給は肝臓の活性化と再生促進に効果を発揮します。
肝臓は糖・脂質・タンパク質の代謝を行う臓器で、エネルギーを全身の細胞に供給している活力の源です。
タウリンの摂取を行うことによって肝臓が活発に働き、エネルギー供給を行ってくれるので疲労回復や滋養強壮に効果を発揮するというわけです。
また、肝臓にはアルコール分解を行う機能があるのですが、
アルコールの過剰摂取や常飲は脂肪肝を引き起こす原因になり、肝細胞を破壊してしまいます。
肝細胞には再生機能があるのである程度は自然に回復するのですが、
アルコールの摂取量が多いと再生が追い付かず肝硬変などになってしまうこともあるそうです。
タウリンを摂取することによって肝細胞の再生が促進されるため、
アルコールの被害を抑えることが出来るというわけです。
「二日酔いに、しじみのお味噌汁がいい」といわれるのは、
しじみにはタウリンが豊富に含まれていることがその理由となっているのです。
タウリンの肝臓での効果を最大限に発揮するには、
味付けをカレー味にすると良いといわれています。
クルクミンは、肝臓の解毒機能を強化する作用や胆汁の分泌を促進する作用を持っているとされているので、カレーに含まれるクルクミンがタウリンと一緒になると、
肝臓のエネルギーアップになるというわけです。
調理例として、シーフードカレーなどがあります。
さきほど紹介した魚介類(いか、ホタテ、サザエなど)をいれるとよさそうですね!
さらにカレー味+酢を組み合わせると肝臓の即効性がアップするそうです!
酢に含まれる必須アミノ酸は、肝機能を高めてくれる効果があるといわれています。
酢をアルコールと一緒に飲むと、体内に入ったアルコールの代謝を早め、分解を促進してくれるので肝臓への負担が減るともいわれている優れものです。
そのため、タウリンの食材に酢のものを一品加えると、効果が高まるでしょう。
カレーにラッキョウをそえたり、たこを酢であえて食べたりしたら効果的ですね!
肝臓にタウリンがいいということはわかりましたが、
他にも、タウリンに期待できる効果・効能のひとつとして、
人間の体内のあらゆる状態を正常に戻すというものがあります。
この作用は「ホメオスタシス」と呼ばれており、近年注目されているものだそうです。
体内の状態を正常に戻してくれるというのは、
例えば、高くなりすぎた血圧を下げようとしてくれたり、
血糖値の維持や低下した肝臓や腎臓の活動を高めたりする効果が期待できるということです。
体全般の幅広い問題に対して、良い影響を期待できると言われています。
その他の効果的なタウリンの摂取方法として、
○タウリンを胃まで届けるには粘りのある食材(ナメコ・山芋・オクラ・納豆・イカ納豆・ホタテコンブなど)を一緒に摂るといいそうです。
○心臓に効果を発揮するのは牛乳と一緒に。
タウリン食材を牛乳と一緒にとると心臓の働きを調整する効果が発揮されるといわれています。(カキいりクリームシチュー、ホタテのグラタンなど)
牛乳に含まれるカルシウムが体内で多くなると、心臓は収縮し、少なくなると広がります。このバランスをうまく調整する役割を果たすのがタウリンです。
○脳に効果を発揮するのはマヨネーズ(卵製品)を一緒に。
脳内にタウリンが多くあると、神経伝達物質を増加させる作用があり、認知症の予防に効果がでる可能性があるといわれています。
タウリンは脳に働きかけ、イライラや、怒り、興奮や、ストレスを鎮める作用をするといわれています。
その作用を脳にまで届けるにはマヨネーズと一緒に食べるとよいと言われています。
(シーフードマヨネーズ焼き、シーフードマヨネーズ和えなど)
タウリンは熱にも強く、焼いても蒸しても、どんな調理方法でも大丈夫です!
まとめ
このように、タウリンは様々な部位で活躍する成分ということがわかりました。
食事の中で、うまく摂りいれていきたいですね!
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