
2017年3月2日(木)21時54分から放送されるテレビ東京系トークドキュメンタリー番組『カンブリア宮殿』では、「地方発!奇跡を起こす女性社長SP」として、「気仙沼ニッティング」社長・御手洗瑞子(みたらいたまこ)さんが紹介されます。
この株式会社「気仙沼ニッティング」は、東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市を拠点とし設立された会社であり、会社の設立から数年しか経っていないにもかかわらず、安定した黒字経営を達成していることから注目を集めているようです。
更に、若い女性社長・御手洗瑞子さんが、大変面白い経歴の持ち主であることも、「気仙沼ニッティング」が注目されている大きな理由となっています。
そこで、この記事では、御手洗瑞子さんについて、
御手洗瑞子のプロフィール
御手洗瑞子の経歴
気仙沼ニッティングってどんな会社?
の話題をご紹介します。
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御手洗瑞子のプロフィール
出典:
http://www.works-i.com/research/leader/interview/%E5%BE%A1%E6%89%8B%E6%B4%97%E7%91%9E%E5%AD%90%E6%B0%8F/3/
御手洗瑞子(みたらいたまこ)さんは、1985年に東京都で生まれています。
好きなものは、温泉、日なた、おいしい和食だそうです。
御手洗瑞子さんの父親は、中小企業を経営していたそうですが、バブル崩壊後だったこともあり、父親の大変苦労していた姿を見てきたのだそうです。
そのような経験から、御手洗瑞子さんは、人々の暮らしを支えるためには、産業を育てることが非常に重要だと考えるようになったようです。
御手洗瑞子さんは、田園調布雙葉中学校・高等学校(東京都世田谷区)に進学、卒業後、東京大学経済学部へ進学しています。
御手洗瑞子さんは、子供の頃から国際協力に興味があったらしく、小学生の時に国際キャンプに参加したり、東京大学在学中には、バックパッカーとして世界一周をした経験があるそうです。
そういう経験からか、中東のアラブ諸国や米国など外国人の友人がたくさんいたそうです。
御手洗瑞子さんのプロフィールや経歴を見ると、大変優秀な人物で、国際協力にも興味がある、国際的な人だという印象を持つ人が多いと思います。
御手洗瑞子の経歴
出典:http://blog.goo.ne.jp/kikumasahawk/e/4545cfbbd6ce7bc10969265942154e1b
東京大学卒業後、御手洗瑞子さんが就職した企業は、世界的に有名なコンサルティング会社である「マッキンゼー・アンド・カンパニー」でした。
このように、エリート人生を歩んでいた御手洗瑞子さんが普通の人と違っているのは、ここから、大きな決断を下していることです。
世界的な一流企業である「マッキンゼー・アンド・カンパニー」を辞めて、「ブータン政府の初代首相フェロー」に就任しています。
「ブータン政府の初代首相フェローって、何?」
って思いますよね。
まず、ブータンは、南アジアにある王国で、「幸せの国」と呼ばれており、2011年11月に新婚だったワンチュク国王が、ペマ王妃とともに、国賓として来日したことは、記憶に新しいところですよね。
「ブータン政府の首相フェロー」とは、ブータン政府の役人として、外国人の若者を雇用し、1年間、ブータンの産業育成、発展に貢献してもらうというプログラムです。
御手洗瑞子さんは、このプログラムに応募し、採用され、2010年9月から1年間、「ブータン政府の初代首相フェロー」を務めたのです。
御手洗瑞子さんは、ブータンの政府観光局で、観光産業の育成に奉仕しました。
ブータン政府の初代首相フェローを勤めた後、日本に帰国した御手洗瑞子さんは、東日本大震災後の東北で復興支援に従事していたそうです。
そんな時に、コピーライターで、「ほぼ日刊イトイ新聞」の主宰者である糸井重里さんに、編み物の会社の社長にならないかと誘われ、熟考の末、引き受けることを決め、2012年に「気仙沼ニッティング」の事業を立ち上げます。
御手洗瑞子さんの著書には、『ブータン、これでいいのだ』、『気仙沼ニッティング物語~いいものを編む会社~』(2冊とも新潮社)があります。
気仙沼ニッティングってどんな会社?
出典:http://www.knitting.co.jp/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/2015/05/15/812/
御手洗瑞子さんが、2012年に立ち上げた「気仙沼ニッティング」は、2013年6月に法人化され、株式会社気仙沼ニッティングとして設立され、御手洗瑞子さんが、代表取締役に就任しています。
株式会社気仙沼ニッティングは、宮城県気仙沼市にあり、高品質・高価なニット素材のセーターやカーディガンなどの手編み商品を製造・販売している会社です。
御手洗瑞子さんが「気仙沼ニッティング」を立ち上げて、まずやったことは、現在の主力商品である約15万円のオーダーメイドのカーディガン「MM01」を受注し、販売することだったそうです。
「編み手さん」は、地元気仙沼市の女性たちで、現在60人以上の「編み手さん」がいるそうです。
約15万円というニット素材のカーディガンの価格が高すぎると感じる方は多いと思いますが、「編み手さん」の50時間を超える作業時間や会社の安定した経営を考慮して、価格設定すると、この価格になるのだそうです。
しかし、このような高額設定にもかかわらず、この商品の受注は殺到し、株式会社気仙沼ニッティングは、初年度から黒字を達成しています。
現在、150人を超える受注待ちの方々がいるそうです。
また、2014年には、気仙沼ニッティングの店舗である「メモリーズ」を宮城県気仙沼市にオープンしており、毎週土曜、日曜に営業しています。
また、インターネットや電話でも注文することができるようです。
最後に、御手洗瑞子さんの年収ですが、参考になる情報はほとんどなく、想像するしかありませんが、年収1,000万円は超えているのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、御手洗瑞子さんの
御手洗瑞子のプロフィール
御手洗瑞子の経歴
気仙沼ニッティングってどんな会社?
についての話題をご紹介しました。
御手洗瑞子さんのプロフィール、経歴を見て、驚いた方も多いと思います。
御手洗瑞子さんは、東大を卒業して、世界的な一流企業「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に就職後わずか2,3年で、「ブータン政府の初代首相フェロー」に転職し、20代にして、株式会社気仙沼ニッティングの代表取締役に就任し、初年度に黒字を達成するという、本当にすごい経歴の持ち主です。
15万円ものニット素材のカーディガンやセーターに注文が殺到していることは驚きですが、高品質を謳っているから人気があるのでしょうし、それほど人気がある商品とはどんなものかと興味を持ってしまう方も大勢いますよね。
御手洗瑞子さんの今後益々のご活躍を期待しています。
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